パノラミス錠の副作用

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パノラミス錠の副作用

パノラミス錠の有効成分は、ミルベマイシンオキシムとスピノサドです。

 

パノラミス錠の投与により嘔吐、下痢、食欲不振又は元気消失がみられることがあります。

 

また、パノラミス錠に含まれるフレーバー成分又はその他の成分により、
個体の体質によっては、まれに一過性の過敏反応(蕁麻疹、顔面の腫脹等)が起こることがあります。

 

ミルベマイシンオキシムを犬糸状虫感染犬に投与した場合、
急性犬糸状虫症(大静脈症候群)、歩行異常、元気消失、嘔吐、呼吸速拍
又は食欲不振の症状が現れることがあります。

 

スピノサドには嘔吐の副作用があります。
スピノサドが十二指腸にある消化管の粘膜を刺激することで、
嘔吐を引き起こしてしまうと言われています。
空腹時の投与は、注意しましょう。

 

ミルベマイシンオキシムの試験において、
コリー犬及びその系統の犬種は他種の犬種に比べ、
安全域が狭いことが示されていることから、これらの犬種に対しては、
用法・用量を厳密に守る必要があります。

 

ミルベマイシンオキシムは以前に、
コリーに副作用が出ると問題になったそうですが、
現在は改良が加えられて、
コリーでも使用可能になった薬です。

 

ただし、
MDR1遺伝子欠損があるコリー種に、
ミルベマイシンオキシム単独使用は良いのですが、
スピノサドと同時に与えることは、
避けた方が良いと言われています。
そのため、パノラミスは2つの成分が入っているので、
MDR1遺伝子欠損があるコリー種への使用は避けましょう。

 

副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けるようにしましょう。
また、投与の1時間以内に嘔吐した場合は、
パノラミス錠の効果が十分に期待できないので、獣医師に相談して下さい。

 

また、与え方のところでも記述しましたが、
体重1kgあたりスピノサド30mg及びミルベマイシンオキシム0.5mgを基準量とし、
パノラミス錠を1錠を経口投与するわけです。

 

難しいのが、サイズの境目の体重の犬です。
たとえば18.1kgのワンちゃんは、大型犬用になりますが、
体重1kgあたりスピノサド30mg及びミルベマイシンオキシム0.5mgで計算すると、
スピノサド543mg、ミルベマイシンオキシム9.05mgでいいわけです。

 

なので、大型犬用のパノラミス錠1錠だと、
量が多くなるので、
ハンマーで割って、半分よりちょっと多めの量を与えるとよいでしょう。
このように、体重がサイズの境目のワンちゃんは、
量を注意してあげて下さいね。
副作用などの症状があらわれない時は、
いいんですけど、量が多過ぎても、
同様の症状があらわれることもあります。

 

その他の注意

スピノサド製剤(品名:コンフォティス錠)投薬後に、てんかん様発作が認められた報告があるため、
てんかんの既往症のある犬には慎重に投与して下さい。

 

毛包虫症などの治療を目的に、高用量のイベルメクチン(犬用以外の製剤を含む)を投与した犬に、
スピノサド製剤(品名:コンフォティス錠)を併用した事例で、重度の副作用の報告があります。

 

これらは、パノラミス錠ではないですが、
パノラミス錠にもスピノサドが含まれているため、注意が必要です。

 

前回の投薬から1ヶ月以上あくと、
効果が減少してしまうため、
1ヶ月に1度、毎月決まった日付に投薬してください。

 

投薬の前には必ず、
フィラリアが体内にいるかどうか検査をしてから、
使って下さい。

 

パノラミスは取り扱いが終了となりました。
同じエランコ社からパノラミスの後継品としてコンフォティスプラスが発売されています。

 

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