フォルテコールの副作用
フォルテコールは、「セミントラ」同様に副作用の少ない薬とされていますが、
軽度な副作用として報告されているもがいくつかあります。
フォルテコールの副作用としては、投与後、数時間程度のふらつきや嘔吐、食欲不振などが稀に見られます。
これは、投薬によって、数時間で薬の血中濃度が高くなるためと考えられています。
しかし、その後は新たな薬を飲まない限り、薬の血中濃度が低くなっていき、これらの症状は徐々に弱くなっていきます。
特にこのような副作用の症状が見られるのは、フォルテコールを飲み始めたころが多く、薬を飲み続けていると、いずれ体が血圧の変化に慣れていきますので、症状もだんだん治まってくると思われます。
同じような効能の薬である「セミントラ」は、フォルテコールより新しく発売された薬であるため、フォルテコールよりも副作用が比較的少ないと言われています。
また心臓病や腎臓病などで、病状が末期の犬や猫に対しては、フォルテコールを使用することで心臓や腎臓の機能がさらに悪化させてしまうこともあるので、十分注意する必要があります。
フォルテコールには、(利尿薬や血管拡張薬など)併用禁忌薬があります。
他のお薬も飲ませている場合や、サプリメントを飲ませている場合は、同時に飲ませて良いお薬なのかどうかの確認を、必ず獣医師に相談してください。
最近では、犬猫用のお薬手帳もありますので、愛犬や愛猫に投与するお薬をしっかりと飼い主さんが把握してください。
フォルテコールの有効成分
塩酸ベナゼプリル
犬:体重1s当たりベナゼプリル塩酸塩として0.25mg〜1.0mgを1日1回経口投与。
猫:体重1s当たりベナゼプリル塩酸塩として0.5mg〜1.0mgを1日1回経口投与。
過剰投与による副作用の症状があらわれることもあります。
体重1s当たりの成分量を計算して、過剰投与にならないように注意しましょう。
フォルテコール犬猫兼用
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フォルテコール犬用
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フォルテコールプラスの通販
フォルテコールプラスは、犬用の心不全治療薬です。
有効成分のピモベンダンと、ベナゼプリル塩酸塩を含有しており、犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全の症状改善に用いられます。
フォルテコールプラスの使い方
体重1kgあたり、ピモベンダンとして0.125mg、ベナゼプリル塩酸塩として0.25mgを1回量とし、1日2回、朝夕おおよそ12時間間隔で経口投与してください。
少なくともエサを与える1時間前に投与してください。
体重10kg以上20kg未満の犬
1回0.5錠
体重20kg以上40kg未満の犬
1回1錠
体重40kg以上の犬
1回2錠
フォルテコールプラス犬用
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チバセンジェネリック(ベナゼプリル)の通販
チバセンジェネリックは、有効成分のベナゼプリルを含有する血管拡張薬です。
ベナゼプリルは、動物用医薬品・フォルテコール錠と同一の有効成分です。
チバセンジェネリック(ベナゼプリル)の使い方
犬
体重1kgあたり塩酸ベナゼプリルとして、0.25〜1.0mgを1日1回経口投与。
体重別には、次の投与量を参考にして下さい。
2.5kg以上10.0kg未満の場合、0.25錠
10.0kg以上20.0kg未満の場合、0.5錠
20.0kg以上30.0kg未満の場合、0.75錠
30.0kg以上40.0kg未満の場合、1錠
猫
体重1kgあたり塩酸ベナゼプリルとして、0.5〜1.0mgを1日1回経口投与する。
体重別には、次の投与量を参考にして下さい。。
2.5kg以上5.0kg未満の場合、0.25錠
5.0kg以上10.0kg未満の場合、0.5錠
チバセンジェネリック犬猫兼用
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