ネクスガードスペクトラの副作用と成分
ネクスガードスペクトラの副作用としては、
フィラリア予防の成分ミルベマイシンオキシムには、
まれに下痢や軟便をひきおこすことがあります。
またフィラリア感染犬に投与した場合は、
元気消失、食欲不振、嘔吐、呼吸速迫、大静脈症候群等の症状があらわれることもあります。
ノミ・マダニ駆除の成分であるアフォキソラネルは、
嘔吐をひきおこすことがあります。
与えるサイズの量が多過ぎても、
副作用同様な症状があらわれることがあるため、
もう少し詳しく説明します。
ネクスガードスペクトラのサイズ
ネクスガードスペクトラは、
1錠中に含まれる有効成分の量によって、
11.3、22.5、45、90、180と5つのサイズにわけられています。
基準の量として、
体重1kg当たりアフォキソラネル2.5mg
及びミルベマイシンオキシム0.5mgとなっています。
5つのサイズは、
11.3は体重1.8kg以上3.6kg未満の犬用で、
1錠(0.5g)中に、
アフォキソラネルを9.38mgとミルベマイシンオキシムを1.88mgを含有。
22.5は体重3.6kg以上7.5kg未満の犬用で、
1錠(1g)中に、
アフォキソラネルを18.75mgとミルベマイシンオキシムを3.75mgを含有。
45は体重7.5kg以上15kg未満の犬用で、
1錠(2g)中に、
アフォキソラネルを37.5mgとミルベマイシンオキシムを7.5mgを含有。
90は体重15kg以上30kg未満の犬用で、
1錠(4g)中に、
アフォキソラネルを75.0mgとミルベマイシンオキシムを15.0mgを含有。
180は体重15kg以上30kg未満の犬用で、
1錠(8g)中に、
アフォキソラネルを150.0mgとミルベマイシンオキシムを30.0mgを含有。
体重60kg以上の犬には、錠剤を組み合わせて投与することができます。
重要なのは、サイズの区切り境目の体重の犬です。
特に、30kgと31kgでは、
与える量が倍に変わってしまいます。
でも体重1kg当たりアフォキソラネル2.5mg
及びミルベマイシンオキシム0.5mgを考えると、
31kgのワンちゃんの場合、
アフォキソラネルは77.5mgで
及びミルベマイシンオキシム15.5mgが適量となり、
180サイズでは多過ぎることになります。
このような場合は、
180サイズを半分よりちょっと多めにカットして与えてもいいでしょう。
薬の成分が愛犬にあわない時には、
当然、副作用がおきますが、
与える量が多過ぎても、
同様の症状があらわれますので、
投与する量には注意が必要です。